アメリカ 働き方 3 実務
一応時間の拘束はありますが長く働いても意味がないです。
なぜなら、完全成果主義だからです。
その辺を詳しく紹介していきます。
基本、アメリカの会社で新卒であろうと研修や新人教育などありません。
仕事初日に自分と関係のある人を紹介され、
「 じゃあ、これやって!」と仕事がスタートします。
もちろんわからない事は聞けばいいですが、
「 全くできないです。」は通用しない世界です。
その分学校で実践的な教育を受けていますし、インターンも経験しているはずなので普通に大学を卒業している人は問題ないはずです。
理由の一つは専門分野に特化した仕事なので、会社なりのやり方など関係なく自分がやりやすいようにやって、要は結果が出せれば問題ないのです。なので転職してもやる事は基本変わりません。
あと、引継ぎなんかもありません。そもそもいきなり解雇される世界なので引き継ぎなんかできません。
解雇された人はその瞬間から自分のパソコンにアクセスできませんし、簡単に荷物を持って帰されます。
必要なら後日荷物を取りに来るくらいでお払い箱です。
私はインターンからの正規採用でしたが成果がなければ正社員に採用なんかされませんし、その後も給料に見合った仕事ができていなければ解雇です。
逆に私は実力が認められて正規採用後3カ月で年収100万円ほどの給料アップをしてもらえました。(ちょっと自慢。)
この様にアメリカでは実力のない人は解雇され、実力が認められた人はそれに見合った待遇を受ける事が出来ます。すべては実力と報酬のバランスが日本よりもフェアだと私は思います。
少し例を出しますと、大学のクラスメイトであまり成績の良くなかった生徒が一流企業に就職し、とてもいい待遇を受けていると聞きました。
なぜ彼がそんなところに就職できたか謎ですが、うらやましい話だと思っていました。
しかし、彼は半年ほどして解雇されたと人づてに聞きました。
やはり彼の実力では待遇に見合った仕事が出来なかったのだと思います。
正直厳しい世界だとは思いますが私が思う良い点は、上司は実力者だという事です。
性格に問題がある人はいるかもしれませんが、仕事が出来ない人はまずいないと思います。
日本のように仕事のできない上司に従う必要がないだけでとても楽だと思います。
日本に帰ってきて働いて2年目ですがこれほどできない上司の下で働くのが大変だとは思いませんでした。
私の上司はアメリカならホームレスになっていてもおかしくないレベルです。
彼に言いたいです。「日本人で良かったね!!」