アメリカ生活 学校編7 ホームステイ
語学留学生向けになりますが、今回はホームステイについてご紹介します。
私も渡米して初めはホームステイをし、語学学校に通いました。
語学学校がホームステイ先をコーディネートしてくれてホームステイ費は学校に払うシステムでした。
語学学生は短期滞在ですし、事前に現地でアパートを探すのも難しいので
学生寮かホームステイの二択になると思います。
ホームステイではアメリカ人の家族(ホストファミリー)がいるお家の部屋を借りて住むことになります。食事は朝夕の2食付きでお昼は自分で用意する形です。
では、メリット/デメリットについてお話します。
ホームステイ
メリット1 英語の上達
語学学校では学生は皆外国人です。他の学生と仲良くなってもあまり英語の上達にはつながりません。寮に住んでいると学生同士で行動しがちなので、せっかくアメリカにいるのに英語に触れる機会が少なくなりがちです。
しかし、ホームステイではホストファミリーとのコミュニケーションが主なのでネイティブの英語に触れる時間が圧倒的に多くなります。
当然英語の上達も早くなります。
しかもホストファミリーは英語の勉強になるよう積極的に話してくれますのでとても役に立ちます。わからない事も気軽に聞けるので、ある意味学校よりも勉強になると思います。
私の場合は子供がとても良い先生になってくれました。大人は多少間違った英語でも、発音が悪くても理解してくれますが子供はそうはいきません。子供は厳しくダメ出ししてきますし、発音が悪いと笑われます。親が留守の時は子供のベビーシッターをしながら自分も英語の勉強ができてウィンウィンの関係でした。
メリット2 やさしい
ホームステイの学生を受け入れている家庭は、お金儲けではなくボランティア感覚でやっている人が多いので、優しく協力的な人が多いと思います。
英語のサポートだけではなく悩み事を聞いてくれたり、トラブルがあると助けてくれる事も多いです。
お互いに打ち解けると家族の様に接してくれるので、知らない地で不安な学生には大きな心の支えになってくれます。
私もホストファミリーに良くしてもらいとても助かりましたし、いい思い出です。
メリット3 アメリカの文化を学べる
せっかくアメリカに来たのですから、英語だけではなくアメリカの文化にも触れてほしいです。アメリカならではの文化的イベントが沢山あります。
クリスマス、サンクスギビング、イースター、ハロウィン、セントパトリックなどなど宗教によっても何をやるか違いますが、これらのイベントにホストファミリーと一緒に参加できるのは貴重な体験だと思います。
私のホストファミリーは黒人系の教会に毎週末行っていましたので、たまに連れて行ってもらい本場のゴスペルを堪能していました。リアル「天使にラブソングを」状態です。そこでアジア人は私一人でしたが、帰り際に神父さんが「よく来てくれた、またおいで。」と満面の笑みで言ってくれたことが印象的です。
ホームステイだからできる体験だと思います。
デメリット 別れがツライ
私はホストファミリーといい関係でいれたと思いますし、子供もなついてくれていました。ただその分別れがツライ!!!それがデメリットかもしれません。
別れの日に子供が私に「早く行っちゃえ!!」「もう来るな!」などと憎まれ口をたたき、お父さんに叱られていました。
私は見送られると別れがつらいので玄関でお別れを言い、
ドアを閉めた後に中から
「行かないで!」と子供の声がし鳴き声が。
私もドアの外で泣き崩れてしまいました。
これを書いている今も涙が止まりません。
私はホームステイで一生忘れられない貴重で、大変で、楽しく、うれしく、考えさせられ、最後に切ない体験をしました。
きっとホームステイでなければこんな経験はできなかったと思います。
すべての人が同じ様な体験ができるかは分かりませんが、私はホームステイをお勧めします。