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アメリカ生活 治安編2 銃撃戦?

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今回は銃に関わる私の体験談を話したいと思います。

 

私の勤めていた会社はロサンゼルスの中心からは少し外れで、道路に面した駐車場があり、その奥に社屋がありました。

 

ある日、いつのように仕事をしていると受付の人が何やら騒いでいます。

気になったので受付に行ってみると、その先の出入り口の外に一台のSUVが止まっていて、その周りを10台ほどのパトカーが取り囲んでいました。

 

受付の人に話を聞くとSUVがパトカーを引き連れてきて、会社の出入り口の外に止まり、

それを確認したパトカーが取り囲んだところでした。

 

私が見た時には、パトカーからポリスが全部で20人くらい出てきて車のドア越しに銃を構えるところでした。

それが上の写真になります。

映画でしかこんなシーンを見たことがないですよね。

本当にこんな感じなんですね。

 

見るとポリスの銃は車に向けられているのですが、その後ろに自分たちがいるので、もし銃を撃とうものなら確実に自分の方にも流れ弾が飛んでくるのは明白で、あわててその場から逃げました。

 

その後は二階から成り行きを静観していました。

仕事どころではないです。

 

見ていると、しばらくSUVには動きがありませんでしたが、そのうちゆっくりとドアが開いて中から人が両手を挙げて出てきました。

 

何も持っていない手を挙げているのにポリスは銃を向けたままです。

 

SUVの中からは2030代の男2人と20代くらいの女の人が一人出てきました。

女の人は銃を向けられているのにへらへら笑っていて、あげた手を下ろして服の乱れを直したりしていました。この状況で変なそぶりをすれば最悪撃たれてもしょうがありません。

見ているこっちの方が緊張しました。

 

結局3人は手錠をかけられ3人別々のパトカーに乗せられ連れていかれました。

 

その後、一人のポリスが会社に入ってきて、先ほど銃が向けられている先にいたことを注意されました。

 

アメリカは自己責任の国なので、怒られるわけではなく

「死んでも責任持てないよ。」的な注意を受けました。

 

その後、ポリスから簡単な状況説明をうけました。

SUVは盗難車らしく、気づいたポリスが停車するようもとめたが、車は無視して走り続けたそうです。ポリスは最悪の事態を予想し、近くにいたパトカーに協力を要請、10台ほど集まったところでSUVはあきらめて、うちの会社の前で止まったとの事でした。

 

このケースでは事なきを得ましたが、もし犯人が抵抗していたら、もし犯人が銃を持っていたらどうなっていたのか分かりません。

最悪、会社の前で銃撃戦が始まってケガ人や死人が出ていたかもしれません。

 

軽率に銃の向いている方向に立ってしまった事を反省しました。

 

何事も「危うきに、近寄らず」で危険には近寄らず、自分の身は自分で守りましょうというお話でした。