アメリカ生活 治安編3 麻薬(ドラッグ)
シリーズでアメリカ(ロサンゼルス)の治安についてお話をしています。
今回は麻薬(ドラッグ)についてお話します。
正直私は一切麻薬には手を出していないので、詳しくはないですが私の知る限りで情報を提供できたらと思います。
アメリカは州ごとに法律が多少異なるので麻薬の規制には違いがありますが、基本麻薬は違法だという事はご理解下さい。
一部の州で大麻(マリファナ)に関しては合法化、そして医療目的で医者の処方があれば許可されていたりします。
私の住んでいたカリフォルニアでも大麻の合法化の動きがあります。
まずこの大麻ですが、一般的にタバコよりも中毒性が低いとされ、違法であっても比較的簡単に手に入るようです。
大麻を吸っている人に「どこで買いうの?」と聞いたら、「この近くだと〇〇の〇〇店の前に座っている人に言うと買えるよ。」と気軽に教えてくれたりします。
そもそも大麻自体は違法ですが、それを吸うパイプを売る店は違法ではないので普通に商売しています。何か変な感じですね。
アメリカに住んでいると大麻の煙の臭いをかぐ事は少なくありません。
表現しにくい臭いですが、私はブラスチックと草を一緒に焼いてそこにアンモニアのような刺激臭を足したような臭いだと思います。
私には決していい匂いとは言えません。
アパートに住んでいると近隣から臭いにおいがしてくるのですぐに大麻だと分かります。ライブとかイベント系の場所に行ってもどこからか臭ってきます。
私はタバコの臭いが嫌いですが大麻の臭いはもっと嫌いです。
私は長くアメリカで生活し、パーティーなどに行く機会も多かったので、そこで吸っている人も目にしていましたし、海外からの留学生が吸っていたのも見ています。
私はそういう人と関わってトラブルに巻き込まれたくなかったので、そういう人とは距離を置きことにしていました。
自分の身は自分で守る!!
皆さんも気を付けましょう!
大麻以外はあまり目にする機会はないのですが、一つだけ私の体験談を。
ロサンゼルス空港に友だちを迎えに行った時の事。
駐車場に車を止めて隣の車に目をやると男2人が乗っていて、一人が鼻から粉を吸っていました。もう一人は売人のようです。
その売人と目が合ってしまい、私はそそくさと車を降りターミナルの方に歩いていきました。
しかしその売人らしき男は私を追いかけてきて「お前もいるか?」と話しかけてきたので、怖いのもあって「No thanks(けっこう)」と言って去りました。
強めの口調で威圧気味に話しかけてきたので口止め的な脅しも兼ねていたのだと思います。
ロサンゼルス空港の駐車場には警察もめったに来ませんし、死角も多いので犯罪の盲点になっているのかもしれません。
正直私は他人に迷惑をかけない限り麻薬をやるのも自己責任だと思いますが、中毒になり麻薬を買うお金欲しさに犯罪に走るのが大問題だと思います。
そして大麻を合法化すればそれだけ麻薬に対するハードルが下がるので、もっと他の麻薬にも手を出す人が増えるでしょう。
そうならないよう、世界の国々が絶対に麻薬を合法化しないでほしいと切に願っています。